卒業生会員・海道千春さんからの中国レポート1

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中国語コース4回生、海道千春さんが、現在、中国陝西省安康市(西安の南方、四川省や重慶市にもやや近い場所、写真の安康の棚田が紹介されるような田園都市であるようだ。)の安康大学で日本語および英語教師を務めています。Facebookだけでなく、Gmailなども不便な状況の中、頑張っています。メールは何通かいただいていますが、エッセーをまとめられたとのことで、今回レポートとして掲載します。ご本人の許可も得ましたので、今後メールなども紹介する予定です。
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みなさん、お元気でお過ごしのことと思います。私が中国、陜西省にある安康大学に赴任してから一か月半が過ぎました。安康大学は人文科学部(文学、哲学)、農学部、芸術学部、管理学、工学部、法学部、教育学部からなる、総学生数約一万人の総合大学です。私は日本語学科一年生の日本語と教育学部三年生の英語を担当しています。驚いたことに、ほとんどの学生は既に日本のアニメやドラマを熟知しており、日本文化に並々ならぬ関心を寄せています。日本語学科の学生は42名ですが、他の学部からも授業に飛び入り参加する学生がいるほどです。仮名文字の由来を知らない学生が多く、「あ」は「安」、「い」は「以」と教えると大変驚いていました。今は基本的な質疑応答文を練習していますが、その折には学生から温泉や茶道、日本のマナーや食文化についての質問が殺到します。イラストを用いて解説するとますます期待が膨らむようで、ぜひ日本へ行きたいと興奮しています。英語と違い、日本語は就職時の即戦力とはなり難いかもしれませんが、日本が彼らにとって心のオアシスであることは間違いないようです。
大学生活ですが、日本の大学と違い中国の大学は宿舎が完備されており、学生は入学と同時に8人一部屋での生活が始まります。備え付けのトイレは一つ、浴室は共同です。プライベートの空間などはほとんどない窮屈な環境ではありますが、同時に忍耐や協働性を鍛える良い機会となっているようです。中国人学生のたくましさは、宿舎での経験から育まれると言っても過言ではないでしょう。
安康市は福井市の半分くらいの小さな町ですが、人口303万人(福井県の人口の4倍)を有しています。さらに陜西省の人口は3849万人、面積は日本の約7割に匹敵しますから、中国がいかに広大であるかが窺えます。安康市の中心には漢江という、足羽川のちょうど倍くらいの河が横たわり、市全体が適度な湿度で満たされているため空気はとても澄んでいます。雪は降らず、気温も零下になることはないため、福井県よりも温暖だと言えるでしょう。中心街へ足を運ぶと、立派なデパートのすぐ脇に様々な露店商や軽食屋を見つけることができます。時には卵や大きなミカンを積んだ天秤棒を担いでいる人や、おじいさんが練炭をたくさん荷台に載せてロバに引かせている風景も目の当たりにすることができます。ひとつ面白いのは、ここには硬貨が存在しないということです。端数が出ると四捨五入します。理由は未だによく分かりませんが、多分、財布が軽くて快適だというのがその理由でしょうか。
昨今の日中問題ですが、ここでは微塵も感じられません。もともと南方は割合政治に無関心だといわれますが、インターネットの普及に伴い、携帯電話から様々な情報が得られるようになったことも影響しているようです。実際、文頭でも述べたように、私は日本人でありながら教育学部三年生の英語も担当しています。学生は私の不慣れな英語にも関わらず、熱心に授業に取り組んでいますし、最近ではアメリカだけでなく日本に関する質問も出るようになりました。このように中国人学生には、国境を越えて互いを尊重する気持ちが予想以上にしっかり根付いているようです。
もうすぐ師走ですね。小雪も過ぎて寒さが一層身に沁みる季節になりました。みなさんお体を大切にしてください。
それではご報告まで。

我校汉语班第4届毕业生海道千春同学,如今在位于中国陕西省安康市的安康大学任教,教授日语和英语。由于地处西部内陆,上facebook和Gmail等十分不便。经她本人允许,在此将她的邮件以报告的形式公开,今后还将陆续公布,敬请期待!

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大家好!我来陕西省安康大学任教已经一月有半。该校在校生约一万人,设有人文科学院、农学院、艺术学院、管理学院、工学院、法学院、教育学院等系科。

我担任日语系1年级的日语和教育学院3年级的英语。让我惊讶的是,几乎所有的学生都对日本动漫和电视剧了解甚多,对日本文化也很关心。日语班有42名学生,不过有时上课会有其它专业的同学来旁听。很多同学甚至不知道假名的由来,但我告诉他们平假名来源于汉字草书时,他们非常吃惊。现在我在和他们练习基础会话,大家会问我很多关于日本温泉、茶道、饮食文化、礼仪方面的问题。当我画图给他们简单解释后,他们更觉着不可思议,纷纷表示要到日本亲身体验一番。虽然日本不像英语那样就业的时候马上派的上用场,但对他们而言,日语学习就如同心灵中的一片绿洲。

关于大学生活,这里和日本的大学不同,中国大学里都建有宿舍,学生入校后即开始8人一间的宿舍生活。宿舍里有厕所,浴室是共用的。虽然宿舍生活没有什么私人空间,但对学生而言也是一种锻炼忍耐和协调性的好机会。对中国学生而言,顽强的性格可以说正是从这种环境中培养出来的。

安康市大约只有福井市一半大小,但人口有303万,相当于福井县人口4倍,而陜西省人口有3849万,面积相当于日本的70%,从中我们也可以看出中国幅员之大。汉江自安康市中心穿流而过,其宽度相当于足羽川的两倍,空气湿润干净。冬天不下雪,气温也多在零度以上,所以可以说比福井暖和。市中心区域,百货商店很漂亮,但其近旁就是各种各样的露天摊贩和小吃店。有时还能看到人挑着鸡蛋和橘子用秤计量沿街叫卖、以及老大爷拉着驴车卖炭的光景。让人觉着有意思的是,这里没有硬币。如果有了小数,人们就四舍五入成整数。我暂时还不太清楚原因,大概这样做钱包轻便易带吧。

现今的中日问题在这里丝毫感受不到影响。可能是因为南方人不怎么关心政治的原因吧!再加上网络的普及,利用手机可以得到各种需要的信息。前面也说到,我在西康大学不仅教日语,还教授教育学院3年级的英语课。虽然我的英语不算太好,但学生们听课都很认真,最近不仅问我关于美国的问题,还问我有关日本的问题。在中国学生中间,彼此互相尊重对方的想法深深扎根于他们的头脑中。

马上就到12月,小雪过后天更冷了。大家也请多注意身体啊!

此致!

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